2008年10月11日土曜日

スーパーセンチメンタル

雑踏のなかを歩いてたら師走のような気分になってしまった。切ない。電車に揺られて暗い窓の外を眺めてるだけで涙腺がゆるんでしまった。こんなに人恋しかったことは今までにない。今日明日あたりが山場だと思う。いや、そのあともう一段あるかもしれないけど。

あした何が起こるかわからない。これはもう100%絶対の真理。それをそのまま受けいれようものなら人間とてもじゃないが生きていけない。崩壊する。それで人間には、欺瞞とか虚構とか希望的観測とかが必要なのだろうと思う。宗教も科学もみんなそう。文化とは気休めのことだ。

あ。もしかすると関係妄想というのはこの気休めの最たるものかもしれないな。もう必要ないと思ってたけど。

この夜を彼女はどんなふうにしのいでいるのだろう。笑っていてくれたら嬉しい。もし泣いているのならその涙を残らず舐めつくしたい。今日と明日は必ずしも地続きではなく、その間には深い亀裂が横たわっているだろう。そのうえを彼女が無事に飛び越えられるように今はただ祈る。