2007年6月25日月曜日

スネークさん再び

というわけで青年団若手自主企画vol.33@アトリエ春風舎。とにかく驚いた。チラシに「舞踏がメイン」みたいなことが書いてあったので普通の芝居とはちがうんだろうなとは思ってた。でもダンスって今まで観たことないし難解そうな高尚そうなイメージあるし退屈したらどうしようとも思ってた。ところがなんと、なまじ喋ってるより踊ってるシーンのほうが面白い。役者たちの、無言で舞台を駆けぬけていく姿が美しかった。

途中「ミモザ」と「白熊」のシーン。薄暗がりの部屋、ミモザが「今日CD買ってきたんだー」とスイッチを入れると、荘厳な感じの音楽が流れ出す。それまでは眠たがってる白熊にいろいろ玩具を鳴らしたりしてちょっかいを出していたミモザだが、いきなり恍惚として立ち上がりシリアスな表情に。ギャグへと展開していくのかと思いきや、そのまま「じゃ、寝よ」と電気を消して床に就く。音楽と闇、その中から残りの役者たちがフワフワと立ち現れ跳躍しはじめる。

ミモザや白熊のみる夢もしくは無意識のようでもあり、あるいは全然つながりはないのかもしれないけど、このはぐらかしとダンスシーンへの流れが実によかった。安直に喩えられては不本意かもしれないが、往年の夢の遊眠社の舞台を思わせる高揚感があった。

なんか長くなりそうなので今日はここまでw

2007年6月24日日曜日

スネークさん

これは感動した。明日最終日で前売完売らしいけど行っちゃえ!!

息・秘そめて

ポかリン記憶舎#14@こまばアゴラ劇場、6/23(土)夜の部を観る。なぜか男も女もおしりに目がいってしまう。オレがスケベなのではない。そういう演出だったに決まっている。そしてそうならばそれはかなり成功していたと思う。

いい人しか出てこないのがやや不満。ほとんどが初対面どうしの人という設定だからかもしれないが、もうちょっと悪意とか誤解とかあってほしかった。とはいえこの淡白さが作者の持ち味なのかもしれない。無駄のない水墨画のような。

今ふと見たら今後の公演の出演者募集の応募要項に「ポかリン記憶舎の作品について思うことを10字以内で表記し」云々とあった。10字以内って。俳句より短いじゃんw

2007年6月22日金曜日

変な夢

数日前だが煙草が408円に値上げされてる夢をみた。半端すぎ。

2007年6月18日月曜日

あれ?

Swinging Popsicle『Go on』「残像とノイズ」の歌詞って「明日の道しるべ」だと思ってたけど今聴いてみると「昨日の道しるべ」だな。というわけで直しといたけど最初なんで「明日の」だと思ったんだろ?

土曜日に以下が届いたけど開封してる時間がなかった orz

  • 佐野元春『COYOTE』
  • 鈴木祥子『SHO-CO-JOURNEY』

なんか今年は新譜ラッシュ。

2007年6月17日日曜日

謎の森永

久しぶりに森永の牛乳を買ったら何やらキャンペーンの応募シールが貼ってある。ポイント分を集めて送ると抽選で賞品があたるという、まぁよくあるやつだ。ところがこの賞品というのが

  • Cコース VISAギフトカード5,000円分
  • Bコース ニンテンドーDS Lite

ここまではわかる。しかし

  • Aコース 同窓会応援資金50,000円

これは一体なんだ。抽選にあたったら同窓会ひらかなきゃいけないのか。どういう発想だ。

応募するつもりはないのだがすっきりしないので森永乳業のサイトを見てみた。するとどうもこれに先立って全国各地の同窓会をバックアップというかサポートするみたいなキャンペーンを行なっていたらしい。

同窓会のスポンサーになって乳業にどういうメリットがあるのかよくわからないが、酒の肴のチーズとか飲めないひと用にカフェラテとか自社製品を提供して認知度を高めるのが狙いなのかもしれない。

それにしてもなぜ同窓会なのだろうか。しかしそれはウェブサイトで同窓会キャンペーンのFlashムービーが動き出したところで氷解した。

夕焼け空をバックにたたずむ「森永キネマ」なる映画館。傍らのガス燈は何やらエキゾチックな感じがしなくもないが、おそらくは下町の映画館なのだろう。入口脇には何本立てかで上映中らしき映画のポスター。それをクリックすると開催された同窓会の詳細情報が表示されるようなのだが、この下町情緒はつまるところこの同窓会というのが団塊世代の同窓会だということだ。

なるほど定年退職してまず考えることは、もしかしたら「さてこの退職金をどう使おうか」とかではなく「昔よく一緒に遊んだ○○も、サラリーマンになってりゃ今ごろ俺と同様リタイアかぁ」なのかもしれない。いや、そうだとしたらそれは団塊の世代にかぎらずそうなんだろうけど、しかしそこから「よし、同窓会だ」に直結できるのは生存人数多そうな団塊ならではのことだろう。

やるな森永。ま、昨日まで部長や課長だったおっさんがスーパーで牛乳買うかなという疑問は残るのだが。

2007年6月14日木曜日

動けエクダール

さっき唐突に「そういえば動くリサ・エクダールをまだ見たことがない」と思い立ちYouTubeを検索。するとこんな懐かしい曲が見つかった。アルバムに入ってるのとはちょっとアレンジがちがうような気がする。別テイクかな。やっぱりこの声は好きだ。

ふと気がつくと動画ではなかったけど、まぁいいか(笑)

2007年6月11日月曜日

くゎのん!!

キャノンと書くとキヤノンが正しいと突っ込まれるのがお約束だが「キヤノンのご紹介|ロゴの変遷」を見ると最も由緒正しいのは「クヮノン」なのではないかと思われる。

それにしても50年以上もロゴを変えてないってのは偉いね。

2007年6月4日月曜日

Go on !!!!!!

Swinging Popsicle『Go on』が到着したので土曜日曜と聴いてた。

ほとんど文句なしの出来。すごく丁寧に作ってあって音楽への愛を感じる。ジャケットがまた可愛いんだこれが、色合いといい質感といい。

アコースティックな曲と打ち込みバリバリの曲にくっきり分かれてるんだけど、分裂してる印象は不思議とない。とはいえライナーノーツを見ると平田嶋田共演曲が1曲しかないとわかって「仲悪いのか!?」とちょっと心配になった。でもMUSICSHELFというサイトのインタビュー記事を読むと別にそういうわけでもなさそうだし、こういうアルバムもたまにはいいのかもしれない。

唯一の不満は最後のタイトル曲「Go on」の5'20"あたりから後のリズムトラック。ここだけどーーーしてもなじめない。最後の最後で裏切って次作への期待をかき立てるという戦術なのだろうか(笑)

ベストナンバーは「雨音」かな。今たまたまヘッドホンから流れてるからかもしれないけど。いやしかし美しい。

それから今までポプシクルの曲では歌詞に深みを覚えるってことはあんまりなかったんだけど今回「残像とノイズ」の

町の明かりがさえない灯をともしてるから
昨日の道しるべが現れてくるのさ

という一節にはグッときた。そのとき無前提にこういう詞を書くのは男だ(それも雰囲気的には嶋田君より平田君)と思ってて、今さっき歌詞カード見て藤島さん作詞だと知って再度驚く。

前作『Transit』の「コースアウト」や「蛇行する」のような渋い曲もほしかったところだけど、今回でいうとそれにいちばん近いのが「残像とノイズ」あたりだろうか。でもまあアルバムごとに個性がくっきりしてるのはよいと思う。

2007年6月1日金曜日

麦茶の日

なんでも今日6/1は麦茶の日なんだそうな。

6月の6でmu、6月の「がつ」でg、1日の1がichi、これで無理矢理 mugich まではできるが最後のaが思い浮かばん。(しかもこれじゃ「むぎちゃ」というより「むぢちゃ」だな…)

裁量権

asahi.comに「「婚外子記載拒む出生届でも住民票を」世田谷区敗訴」の記事。東京地裁にて大門匡裁判長による判決。

「例外的な場合に該当するのに裁量的な判断をせずに形式的に住民票を作成しなかったのは、裁量権の範囲を逸脱、または乱用したもので違法」

自由とはどういうことかについて考えさせられる判決だな。言葉の上では「裁量権の乱用(濫用じゃないのか?)」となっているが、むしろ裁量権があるのに行使しなかったことが問われてるんだと思う。無作為の罪というか。

例外的なケースである=前例がない→自分の判断に委ねられている=新しくルールを作る機会が与えられている→にもかかわらず形式的にマニュアルに頼った(「旧自治省見解を根拠に」した)

それが官僚制というもんなんだろうけど、そんなんでいいのか公務員という話。