2007年8月19日日曜日

エコストップ

レジ袋不要の動きが広まっている。

などと新聞調で書き出してみたが、実際のところ広まっているようには全然みえない。

コンビニなんかでも「不要のお客さまはお申し出ください」等と書いてあるのは多々見かけるものの、ことコンビニに関してはレジ袋廃止はかなり難しいんじゃないだろうか。

1回あたりの買い上げ点数が少ないという点ではスーパーより有利だとは思う。ちょっとしたスナック菓子とPETボトルのお茶ぐらいなら手持ちのバッグに突っ込めばいい。(それでも弁当みたいな横方向にでかくてオイソレとはひっくりかえせない類の商品だとやっぱりしんどい)

しかし中にはスーパーでの主婦なみにコンビニでまとめ買いする人々も少なくはなかろう。そのとき仮にレジ袋を持参していたとしても、ではカゴの中の商品群をどこで袋に入れ替えればいいのか。店の外の駐車場みたいなスペースでか。または店内のコピー機の上でか。

最近ではナチュラルローソンみたいなスーパーとコンビニの中間みたいな業態の店も増えてるようだが、そっちのほうは入ったことがないのでわからない。が、少なくとも純粋なコンビニ、特に街中のビルの谷間にあるようなちっこいコンビニなんかでは、明らかに商品詰め替えのための場所は確保できそうもない。(ま、店が小さくて品揃えが悪ければそれだけまとめ買いする客も少ないから詰め替えスペースはいらないという説も成り立つけど)

ところが(大手コンビニを見るかぎりでは)1社だけ例外がある。ミニストップだ。通りに面したところにカウンターがあり椅子に座ってソフトクリームを舐めたりコーヒーを飲んだりできるようになっている。ときどき利用している客も見かける。中には弁当を食ってるやつもいる。

あのスペースをなんの躊躇もなく利用できる客のセンスは正直どうなのかな(笑)と思うのだが、あのカウンターこそレジ袋廃止の波が否応もなく押し寄せたときにミニストップだけが生き残れるためのカギとなる。まるで有事の際に戦車が通れるように設計してある計画都市の目抜き通りのような。ミニストップ侮りがたし。

2007年8月18日土曜日

稀星と書いてきらら

asahi.comの記事。富山県立山町に住む夫婦が生まれた子供に「稀星」と書いて「きらら」と読ませる名前をつけて町に出生届を出したところ再考を促され受理されなかった。富山市でも届出ができることを知り市のほうに提出したらこちらでは受理された。という話。

たしかになんの予備知識もなく漢字だけ見せられたら即座には読めないだろうが、言われてみればナルホドと膝を叩きたくなるような、もしかしたら何か元ネタがあるのかもしれないけど、それを差し引いたとしてもセンスのよさが感じられるネーミングだと思う。

許せないのは立山町が再考を促した理由である。「簡単には読んでもらえないから将来お子さんが苦労するかもしれませんよ」とかならまだわかる。それがなんと、記事によれば

「星で『らら』とは読めないが、いいか」

と言ったというのだ。

家鴨と書いてアヒルと読むが「家がアで鴨がヒル」なのでも「家がアヒで鴨がル」なのでもない。それと同じで「稀なる星」だから「きらら」なのであって、センスは数段劣るが「珍星」と書いて「きらら」と読ませたってかまわない。

それをこの役人は「稀」がたまたま「き」と読めたからなのか「稀」と「星」に分解して考えたらしい。昔オレの親父(中卒)が「葛飾区」という住所を見て「飾はシカとは読まない」と馬鹿なことを真剣になって言っていたことがあるが、それと変わらないレベルである。

地方公務員がその程度の知性しか持ち合わせていなくて大丈夫なのかと本気で憂える。ま、富山市のほうでは受理されたんだからいいけどさ。願わくばきららちゃんが元気に育ってくれますように。

2007年8月15日水曜日

2007年8月6日月曜日

鉄の纏足

書き忘れてた。東京タンバリン『鉄の纏足』@駅前劇場、6/30(土)夜の部。

当日プログラムの作者の挨拶文が冴えわたっていて感動した。無駄のない、研ぎ澄まされた、まさに名文。

芝居のほうはここ何作かのパッチワークといった趣があり冒険はさほど感じられなかったものの、客演に頼らず若手の多い劇団員のみで乗り切ったのは大したものだと思う。セクハラ・パワハラの店長役とか、かなり見ごたえがあった。

さらなる飛躍への布石とみた。

2007年8月1日水曜日

宋文洲コラム

宋文洲「参院選、政治バブルの終焉」。相変わらず明晰な文章を書く人だな♥(って、ハートかよ)