2007年4月30日月曜日

チチキトク サクラサク

うさぎ庵公演Vol.5@アトリエ春風舎、4/7(土)夜の部を観る。銀座のホステスを乗せて下北半島までひた走る深夜タクシーの話。

このユニットの作品は毎回「ありえたかもしれない現実」を描いて鮮やかなのだが、今回は「今そこにある現実」が「ありえたかもしれない現実」に反転する瞬間の切れ味がやや弱かったように思う。

が、もしかしたらそこが狙いだったりしたのかもしれない。辿りついた下北の病院のロビーで待ち受けるお母さんらしき人物の、危篤なのかそうじゃないのかどっちつかずな、なんとも思わせぶりな態度は背筋をゾワゾワっとさせるものがあった。