2007年11月29日木曜日

親子の証明

食品の不正表示問題が次から次へと明るみに出ている。

しかし崎陽軒のシュウマイには同情を禁じえない。原材料の表示が重量順ではなかったという。でもそもそもホタテが使われてるなんて俺は今回はじめて知ったよ。そりゃホタテだもん、実際には4番目だか5番目でもついつい2番目くらいに持ってきて強調したくなるわな。

それが販売を一時停止するほどの問題だろうか。別に製造年月日をごまかしていたわけでもなければ売れ残り品を使いまわしていたわけでもない。こうなるとほとんどあれだ、言葉狩りである。

さて、そんな中、いま私が最も懸念しているのは「親子丼」である。おそらく高級料理店から大衆食堂さらには各家庭の食卓にいたるまで、国民に広く親しまれているメニューであり、これが問題になればその影響のおよぶ範囲たるや一社や一産地にはとどまらない。

親子丼に盛られた鶏肉と玉子、その卵は本当にそのニワトリが産んだものなのか。そうでなければ親子丼ではなく単に「鳥たまご丼」等と表示すべきである。JAS法の精神に則るなら、そうあらねばならない。名古屋コーチンとか比内地鶏とか言ってる場合じゃない。親子丼の鶏と卵のDNA鑑定こそ緊急の課題である。