散歩日和ではないが床屋に行きがてら久しぶりに商店街を歩く。
古本屋とか和菓子屋さんにシャッターが降りていて閉店の貼り紙がしてある。ああいう形ででも挨拶していく人たちは偉いよな。俺なんか辞めたくなったら黙って辞めちゃうほうだ。
床屋というのは意外となくならないもんだな。たいして繁盛してなくても、よっぽど跡継ぎにでも困ってないかぎり細々とながら残ってる。ような気がするんだけど。需要は安定してるだろうし。
で、今回「2~3週間したら今の状態に戻ってるような切り方をしてくれ」などと、わたくし床屋で生まれて初めて自分から注文らしきものをつけてみました。
こんな注文で通じるはずもないのだが。そこはそれ向こうもプロだけあって。もう万事心得たとばかりの応対ぶり。洗髪でも顔剃りでも、いつになく楽な気分で身をゆだねていることができた。
それでもやっぱり終わった瞬間に一服点けられないというのは辛い…