昼すぎ、そろそろ出かけようかと思っているところへ保険会社の外交員が来る。
最初に挨拶だけしてあとはニコニコ笑ってるだけのギャル風の女性と、おばちゃんというほどではなさそうだが地味な目鼻立ちで商品説明を一手に引き受けている女性のペア。
山田風太郎の『甲賀忍法帖』で言えばお胡夷と蛍火といったところだろうか。
それにしても、なんなんだこれは。こういうのが普通なのか。それともOJTの一種なのか。はたまた長年の契約者を訪問するにしろ相手がやもめ暮らしとなれば女性一人では危険だという判断によるものか。
とりあえず書類だけもらっておくが、得になるのか損になるのか読んでもさっぱりわからない。